白山市
H様邸
2025.4.20 インタビュー
instagramやYoutubeで情報収集をしながら、ひとつひとつ自分たちで判断を重ねていったという家づくり。最後まで妥協せず、細部までこだわり抜いたからこそ、納得のいく住まいが完成したと語るH様に、当時の想いや現在の住み心地などを伺いました。
白を基調としたLDKは自然光のやさしい光があふれる空間です
正直なところ、最初家を建てることは考えていませんでした。
でも、去年の能登半島地震がきっかけで状況が大きく変わりました。両親が長年住んでいた家が被害を受けて、住めなくなってしまって。
高齢の両親にとって、今から新しく家を建て直すのはやっぱり大変だと思ったので、同じ土地に建て替えて一緒に暮らす二世帯住宅を考えるようになりました。
それに、子どもたちが小学校に上がるまでには賃貸よりも“実家”と呼べる家があった方が安心できるんじゃないかとも思っていて。いつか子どもが大人になったときも、「帰ってこられる場所」があるのっていいなと感じたのも、家づくりを決めた理由のひとつです。
木枠のシンプルな引戸が和室とLDKを緩やかに繋ぎます
家づくりを考え始めた頃、住宅関係の仕事をしている知り合いに相談したところ、「AXSデザインっていう会社があるよ」と紹介してもらったのがきっかけでした。
はじめは名前も知らなかったんですが、あとでWebサイトやSNSで施工事例を見て、「おしゃれだし、なんだか丁寧そうな会社だな」という印象を持ちました。
本物のようなストーン調のクロスが空間に奥行を感じさせてくれます
最初の打ち合わせからとても丁寧で、こちらの思いをしっかり受け止めてくれる安心感がありました。
プランの相談では、こちらが色々と要望を伝えても嫌な顔ひとつせず、むしろ提案をどんどん広げてくれる姿勢に「一緒にいい家をつくってくれそう」と感じました。
スパイスニッチや水回り動線など使い勝手抜群のキッチン
打ち合わせは、私の仕事先が金沢だったので、藤江北の本社でお願いしていました。
毎回、子どもたちも一緒に連れて行ってたんですが、スタッフさんが優しくて、いつも丁寧に対応してくれて安心できました。
本社にはキッズスペースもあって、子どもたちも楽しそうに遊んでいたので、私たちも落ち着いて打ち合わせができて助かりました。
壁面マグネットで家族に共有したい書類も一目で分かります
家づくりの中で一番印象に残っているのは、プランを詰めていく過程ですね。
正直、かなりわがままを言ってしまったと思います...(苦笑)。
最終的に、最初に考えていた間取りからはガラッと変わったんですが、それも全部、プランナーさんが色々な提案をしてくれたおかげです。
TVボードの後ろにストーン調のクロスを使ったり、子どもたちの帰宅を考えてバスルームの位置を工夫したり。
ひとつひとつ相談しながら決めていく中で、「こういう暮らしがしたい」が形になっていく感じがすごく楽しかったです。一緒に作っていくって、こういうことなんだなって実感しました。
キッチンの腰壁には家族で鍋を囲む時などにも便利なコンセント
挙げるとキリがないですが、例えば玄関からLDKに入る引き戸のガラスは、すりガラスじゃなく透明にしました。
将来、子どもたちが大きくなって部屋に直行しちゃっても、ふとガラス越しに「帰ってきたな〜」と感じられるのがいいなと思って。空間が広く感じられるのもポイントです。
あと、これはプランナーさんが提案してくれたことで、和室との仕切りの建具に木目の枠を採用したのも正解でした。
また、コンセントの位置も色々と考えました。
キッチンの腰壁とかスパイスニッチとか、使う場面をリアルに想像しながら「ここに欲しい!」という場所に付けてもらいました。地味なところかもしれないですが、かなり満足度高いです。
こどもたちが遊んで帰ってきた時にもすぐに汚れを落とせる動線
住んでみてまず驚いたのが、寒い日でもエアコンを切ったあと、LDKがしばらく暖かいことです。
正直、こんなに違うんだ!って思いました。前に住んでいた賃貸では、暖房を止めた途端に冷えてきたので…断熱とか気密って大事なんですね。
子どもたちも、広いリビングで思いっきり走り回っていて、毎日楽しそうに過ごしています。
家具はミヤモト家具で揃えたんですが、デザインも落ち着いていて空間にぴったりでした。ソファやイスは座り心地もよくて、家にいる時間がさらに心地よくなりました。
階段下も収納スペースとしてあますことなく有効活用
これから家を建てる方に伝えたいのは、「とにかく自分たちで調べることが大事!」ってことです。
家づくりって、知らないと選べないことが本当に多くて。住宅会社にまかせっきりにせず、自分たちでもしっかり情報を集めることで、納得できる選択ができると思います。
あと、打ち合わせが終盤に差しかかると、だんだん疲れてきて「もうこれでいいか…」ってなりがちなんですが、そこをグッと踏ん張ってほしいです。
最後の詰めの部分こそ、満足度を左右する大事なタイミングだったなと、今になって実感しています。
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